在宅勤務になってから2週間ほどで、いくつかの得意先といろんなWeb会議に参加する機会に恵まれた。世間ではテレビ会議、ビデオ会議、テレカンなどいろんな⾔い⽅があるが、テレビ会議というのは概ね⽇本での⾔い⽅で、ビデオ会議というのは英語圏での⾔い⽅、そしてそのどちらも⽐較的従来の専⽤機器を使った本格的なものを⾔うのに対し、Web会議というのは特別な機材を使わず、パソコンやスマホから簡単に使える最近のクラウドサービスのことを⾔うようである。
今回は、最近使った5つのウェブ会議システムを紹介しつつ、その感想などをまとめてみたいと思う。
Zoomミーティング
おそらく現時点ではもっともよく使われているWeb会議システムだろう。早々に普及したため、Web会議といえばzoomという⾵潮になってしまった。しかし最近はセキュリティの問題が指摘されているようなので、企業などでは少し気を付けたほうがよいだろう。使い勝⼿は普通である。
Skype
オンラインチャットツールの⽼舗であるが、今でも安定して使いやすい。グループチャットが作れたり、画⾯共有もできるので、弊社でも全社員在宅勤務になってからは社内コミュニケーションツールとしてよく使っている。先⽇8⼈で会議をしたが遅れなどの問題はなかった。慣れているということもあるが⼀番気に⼊っている。
Cisco Webex
世界最⼤のコンピュータネットワーク機器の会社、シスコシステムズのWeb会議システム。最近はテレビコマーシャルもやっているようである。使ってみた感想は、環境にもよるだろうが⾳声が聞き取りにくく、画⾯共有もあまり鮮明ではなかった(やっぱりそのときの通信環境のせいかもしれないが)。たぶん専⽤のCiscoの機器を使うと素晴らしいに違いない(たぶん)。
Microsoft Teams
マイクロソフトの製品なので安⼼感があるというか、普通に使いやすい。特別な印象はなかったが、問題はない。それがマイクロソフトというものだ。
BlueJeans
実はアメリカ本国ではzoomより古くからある⽼舗のWeb会議システム。PolyやDolbyの機器と連携しているようなので、そういうシステムが既にある会社さんだとよいのではないだろうか。簡単で使いやすかった。
選定のポイント
簡単に⾔ってしまうと、多少の差はあれ、どれも似ているし、⼤きな違いはない印象だ。僕の場合は、それぞれの相⼿先に指定された会議に参加しているだけなので、⾃分で主催しているわけではないから、もしどれかを主催するのであれば、費⽤やライセンス体系の分かりやすさ、既存のシステムとの連携のしやすさなどが選定のポイントになるのではないだろうか。
リアル会議にはない⾯⽩さ
様々なシステムがあるが、Web会議⾃体にはすぐに慣れた。顔も⾒れ、画⾯も共有できるので、実務的な進⾏にはほとんど問題はないと感じる。むしろ効率的になるのか1時間の会議が45分ぐらいで終わる印象である。移動時間もないし距離も関係ないから都会にいなくても仕事ができる。またテレワークだとその⼈の家の様⼦や普段と違う雰囲気もそこはかとなく感じられ、新たな⼀⾯を垣間⾒たようでとても⾯⽩い(なので背景機能は⾯⽩くない)。⼦どもが会議中のお⺟さんに後ろから抱きついたり、後ろの洋服ダンスが開けっ放しになっていたり、なかなか微笑ましい。うちの猫もいつか登場させてやりたいと思っているが、今のところまったく興味はないようである。